変えてきたこと、変わらない思い。

戦後からの70年。世の中のニーズを先読みし、あらゆる商法を追求してきた扇港電機。
私たちのこれまでの歩みと、これからの決意をご紹介します。

創業時の扇港電機

1949

時代を先取り、拡大する中でも忘れなかった
「お客様第一主義」。

「焼け野原の街に、灯りをともそう」
戦禍の爪痕が残る四日市で創業者が始めた小さな電気店が、扇港電機の原点です。小売店からすぐに卸業へと転換したことが、後の拡大の一因になったと言えます。電気工事材料を必要とするのは、小規模な事業者が中心です。メーカーがお客様すべてと直接取引をするのは、手間がかかりすぎて難しい。そこで、私たちが取引の仲介をし、双方の橋渡しをすることで、スムーズに商売ができるようにしてきたのです。こうした大手企業が手を出せない分野で、私たちは一人ひとりのお客様の小さな声に耳を傾け、今日のグループ体制を築くまでになりました。

昭和29年の四日市コンビナート火災、昭和34年の伊勢湾台風の際には、地域復興のため資材の確保に駆け回りました。オイルショック時に不当な便乗値上げが横行する中でも、価格をできる限り据え置き、「正しい商い」を貫いてきました。

モノではなく、人で勝負するビジネスだからこそ、いつの時代も「お客様のお役に立ちたい」という想いを大切にしてきました。

現在の扇港電機

NOW

時代が変わり、商材が変わっても、
会社の未来を作るのは「人材」です。

70年前、電球を売っていた店が、今ではさまざまな販売ルートで電材を販売し、工事まで手がける会社へ成長しました。
全国でも上位の売上高を誇り、特に東海エリアでは大きな影響力を持ち、名古屋駅周辺で目に入る高層ビルのほとんどに、当社から電材が納入されています。 創業時と比べ、扱う製品も多様化し、技術レベルも格段に進歩しました。
世間ではIoTが注目されていたり、「AIに仕事を取られる」と騒ぐ向きもあります。
しかし、私たちは、昔も今も「人」の力こそが、事業を動かす源泉だと信じています。

名古屋や関東の市場を切り開いてきた社員たちの努力を知っています。今や年商数百億円の事業も、たった一人の社員が始めたベンチャーでした。自社製品を持たない扇港電機の1番の強みは、「社員」です。
先が見えない時代と言われているけれど、社員一人ひとりが揺るがない底力を身につければ、時代の変化すら味方にすることができるはず。
「お客様に喜んでいただける仕事をする」
創業から変わらない想いを胸に、これからも扇港電機は歩み続けていきます。